西東京市の分譲地にて、解放感がありながら植栽と壁の配置によって視線をコントロールする、セミクローズ外構を施工しました。

植物好きのお施主様のご要望に応え、植栽をふんだんに取り入れながら、門柱や舗装材の質感や配置にこだわることで高級感とメリハリを演出。都会のオアシスのような、街並みの景観に癒しをもたらすような外まわりが完成しました。

自然石調の敷材と植栽が調和した玄関アプローチの全景。開放感のあるセミクローズ外構。

石積み調の壁材や大判の自然石タイル調の敷材の提案を評価いただき、東洋工業の施工写真コンテストにも入選した新築外構施工例です。

植栽と門柱の配置で、やさしく視線をコントロール

表札・ポスト・インターホンをつけホワイトの塗り仕上げで仕上げた造作の機能門柱は、折り返しを付け立体感を演出。さらに東洋工業の自然石小端積み調の「ラッジウォール」を貼った門柱と組み合わせました。

建物の外観と色調を合わせる事で統一感を出しながら、素材の質感を変えることで個性を際立たせています。

ラッジウォールを貼った門柱と植栽が印象的な玄関まわり。斜め配置で視線をやさしく遮る設計。

植栽で玄関入り口正面への視線をやさしく遮りつつ、玄関の動線に対して門柱を斜めに配置し、ラッジウォールを貼った個性的な門柱がアイキャッチになることで、門扉やフェンスを設けず開放感を大切にしながらも、道路や隣地からの視線をやわらかく遮るセミクローズ外構に仕上げました。

素材選びと植栽の配置でつくる上質な外構空間

アプローチには大判の自然石タイル調舗装材「ダルストーンペイブ」を使用。両サイドには色味の違う砕石を敷き、異なる素材感を組み合わせることで足元に上質な印象をもたらしています。

また敷材のすき間や土間コンクリートの目地部分には、長持ちするように配合した赤白のシロツメクサ(クローバー)を植え、緑の広がりを演出。門柱を照らすためのエクステリアライトにも昼間の景観を意識して、鏡面仕上げのLIXIL「美彩」を使用するなど細かい部分にまでこだわりました。

土間コンクリートのデザインパターンにも工夫を凝らし、窓の前にも植栽スペースを設けることで、外構全体に緑の癒しを取り入れるとともに背の高い樹種を取り入れることで、適度なプライバシー確保にも配慮しています。

夜にはガーデンライトが植栽を下から照らし、建物の壁にきれいな陰影を映し出します。防犯性を高めつつ、昼とは異なる表情を演出してくれます。

夜間ライトアップされた植栽と門柱。LIXIL美彩の照明が壁面に陰影を映し出す、上質な夜の外構空間。

お施主様の「植物を楽しみたい」というお気持ちに寄り添い、メインツリーから下草に至るまで植栽が映える外構空間をていねいに設計し、植栽と壁の配置でやさしく囲むセミクローズ外構に仕上がりました。

開放感とプライバシーの両立を求める方、緑を活かした落ち着きのあるエクステリアをお考えの方におすすめの新築外構施工例です。